私は、たまに料理も作る。
で、カレーを作っているのである。いま、煮込んでいるところだ。
ほとんどの日本人の子供がそうであったように、私もカレーが大好きで、いつも母親にカレーを作ってねとせがんでいたような気がする。
長じては自分で作るようになった。
しかし、一度たりとも同じ味になった事がないという、いかにも素人らしい腕前なのだ。ま、いつも新しい試みを試しているから、という事もあるのだけれども。
たとえば、玉ねぎを大量に薄切りし、4、5時間いためてみる。
牛肉のぶつ切りをソテーしつつ、ワインを振りかけ、火を付けてアルコールを飛ばすとか。
水の代わりにセロリをすりおろしたもので煮込むとか。(このレシピはラジオ山下達郎が披露していたものだった)
中華スープを使ってみるとか。
肉の代わりに牛タンを使うとか。
その他、思い付くような手法を試す。実験というか、クリエイティブ(笑)の面でカレーは実にイイのである。
この2、3年は上野のアメ横に出かけて、インドやタイ、マレーシアなどのスパイスや辛味の強い唐辛子や香りの強い胡椒、そしてココナツミルクを買って本場のカレーを作っている。アメ横はいまやエスニック料理好きの人の強い味方で、なかなか入手できなかった食材が手に入るのがありがたい。
夏は、意識してカレーの回数を増やしている。スパイスの量も多めにして作る。暑い時の体調維持、発汗、食欲増進に効果があるからだ。
本日のカレーはインドのスパイスを使ったチキンマサラである。
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