ウェブっていったいなんだろう、ときたま思う事がある。
ネットにつなぎ、いかにも金をかけています、どうですか、デザインに凝ってみましたというサイトに行き着くと、ブラウザの「戻る」ボタンを押している。Flashムービーが動いてなかなか本題に入らないサイトなんて最悪である。
デザインに凝るのはけっこうだが、そういったサイトはえてしてコンテンツが貧弱だったりする。あるいは、様々なコンテンツにリンクするナビゲーションがいたって貧弱で、なかなか読みたいコンテンツにたどり着かないことが多かったりする。
で、私はどういうサイトにアクセスしているかである。
ニュースサイトと、2ちゃんねるがほとんどで、まれにニフティ内のフォーラム、web現代のいくつかのコラム・・・といったところである。むろん、画像をダウンロードしたりもするのだが、それはダウンロード用ツールを使ってバックグラウンドで落としている。
文字主体のコンテンツばかり読んでいるのである。
さらに言えば、しょっちゅう書き換わっていくコンテンツばかり好んでいるのである。
文字主体のコンテンツは軽い、というのも好ましい。
画像がうるさくないのも実にいい。画像なんぞなくても文字が想像力を刺激して楽しめるのだ。
世間や企業が「インターネット・ビジネス」に浮かれていた頃、web制作会社がたくさん現れて、ビジネスにつながらないようなサイトをたくさん作った。<新しい技術>なのをいい事に、とんでもない金額をふっかける会社もあった。
ほとんどのウェブサイトはくずだった。お客に<伝える>ということができず、自分らの間抜けな<こだわり>のようなもので作るのだ。まともなはずはない。
5年前に立ち上がったweb制作会社はどれくらい生き残っているのだろうか。
先の事はわからないが、私はきっちりと<伝える>ことを守っているテキスト主体で作っているサイトが大好きである。 |
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