石原総理待望論だってよ

 ラジオを聞いていたら、世間では「石原慎太郎総理待望論」という声があるそうだ。そういや、保守系雑誌でもそういう見出しがあったような気がする。
 石原はとても分かりやすくて、アメリカと中国と北朝鮮が大嫌いで台湾は反共という立場なので好きで自分以外の大抵の人間を見下してもいいと考えていて、閲兵するのが好きで、戦争も辞さずという軍国反動じいさんである。

 30代、40代にこいつを指示するという者が増えているという。まことに憂れうべきである。
 石原は、日本を覆う閉塞感に付け込むポピュラリストであって、それ以上でもそれ以下でもない。
 都知事就任から、この男はいかなる成果を挙げたのだろうか?先任の青島以上のことをしたのだろうか。メディアで目立つだけで、冷静に見ると大したことはしていないと思うのだが、どうか。

 ある時、永六輔さんのラジオ番組に愛川欽也さんが出演して、こんなことを話していた。
「永さん、僕は思うんだ。僕らと同じ世代の人間で、勇ましいことをいう人がいるけど、そういう人って、きっと戦時中にひもじい思いをしたことがないんだよ。あの頃の、ひもじい思いを考えると、二度と戦争なんかごめんだよ。再軍備だなんだって言えるひとは、戦時中も戦後も、きっとたらふく食っていたんだよ」
 石原の父親は裕福な海運商で、軍部にもつながっていたという。石原家は、飢えた経験はないのである。
 したがって、飢えた人の気持ちはわかるわけがない。

 こいつの口車に乗るというひとは、身を挺して戦争にでも何でも行けばいいだろう。国の誇りのために死ねばいい。

 パフォーマンスと勇ましい口調はイイのであるが、話をしている時にせわしなく目をしばしばしているのはすごくみっともなくて、実は小心者なんじゃないかという気がする。あと、SMプレイが好きでそれもマゾヒストでヒールで踏まれるのが好きなんじゃないかという気がする。あくまでも邪推だが。
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