プロ野球開幕に思うこと。
 2、3年前から思っていたのだけれども、日本のプロ野球のテンポは、もはや我々の暮しのリズムというか、スピードに合っていないのじゃないだろうか。テレビでまれに野球中継にチャンネルを合わせても、数分でほかのチャンネルに切り替えてしまう。10時半、11時と、お客の帰宅時間が迫ってもだらだらと試合は続くこともある。
 見ていて、いらいらするのである。ピッチャーがやたら間合いを取って投げる。打者も何回もねばる。試合は遅々として進まない。早く投げろよ早く打てよといらいらするのである。
 太鼓やラッパの応援が球場じゅうに響き、それはテレビ中継の集音マイクを通じて、我が家にも届く。うるさいったらありゃしない。
 騒音のなかで、遅々たるペースで進行する試合。
 比較するつもりはないけれど、イチローみたさにメジャーリーグの中継を見ると、テンポがまるで違っていて、試合が早く進む。ああ、日本の「プロ野球」と「Baseball」というものは違うものだと納得できる。
 一方、サッカーを見ていると、試合が進むスピードと言うか、一時も止まらずにゲームが進行するあのペースは、見ていて気持ちがいい。
 サッカーは90分、延長があってもだいたい2時間で終わる。このペースがたぶん、我々のテンポにはフィットするのではないだろうか。

 プロ野球側も、試合のスピードアップという課題に取り組んで、ルールの改正や罰則などを設けた。効果は出るのだろうか。
 そして、はたして今年、プロ野球は人気を取り戻せるのか。
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