祭りは終わったのか?
ネットを通じて知り合った、某ネットベンチャーのサイトが、この数カ月、「建設中」になっていた。そこは、ネットを通じてpdf書類はじめ、何種類かの電子書籍で写真集を販売するというサイトだった。ベテランのカメラマンによる、ブレイク前のアイドル写真集は、そこそこの売行きを示していたと聞いていた。

しかし、ネット利用の商売は、7割から8割は失敗している。

ネット写真集も、もともとさしてパイが大きくはないところに来て、アイドル写真集の出版社や大手出版社、名の売れた写真家による個人販売など、競合相手が多数参入して、いつの間にか知り合いのサイトは埋没していった。
(ついでに書くと、「ネット写真集」もビジネスとしては成立は極めてきびしい。無料で、いくらでも高品質の画像が手に入る時代に、お金を出して、めんどうな支払いの段取りを経てpdf書類を買おうとする酔狂なひとはあまりいない。コンテンツに魅力があればいいが、残念ながら「ネット写真集」に登場するアイドルはあまり魅力がない)

ブックマークに残っていた知り合いのサイトにアクセスしてみた。
すると、まったく違うビジネス展開をするサイトに生まれ変わっていた。ロボットを貸し出すビジネスだ。

この数年で、ネットのうえでは数々の未来が語られ、提示された。
しかし、その大半は消え去っていった。

はたして祭りは終わったのだろうか。
それとも、本番はこれから来るのだろうか。
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