<J-POP>大不況
Jポップ。
ああ、いやだいやだ何がJポップだよ、なんで歌謡曲とかニューミュージックじゃいけないんだよまったくよ。
誰がこんな売り文句を作ったんだろうか。
歌がへたくそでも、華がなくてもJポップと名乗ったとたんに、「アーティスト」だと自称する。おれは、鈴木あみが「私はアイドルではなくて、アーティストです」と語るインタビュー記事を読んで、愕然となったよ。ぢゃああれか、生歌になると際限なく音程がずれていくとか、すぐに声がかすれるあたりが「アート」だったのか。
同じく、加工した音でかろうじて歌に聞こえないこともない浜崎あゆみがなぜああもセールスが好調なのだろうか。
GLAYだのラルク・アン・シエルなんてグループサウンズ下手くそなバンドが売れるってどういうわけだ。
と悩んでいたところ。

CD業界はいまや大不況に突入した。
ごく一部のミリオンセラーのおかげで華やかに見えるけれども、中級ヒットがでないのでセールスに厚みがなくて、売上げの低落はひどいものであるという。
演歌など、3、4年前から落ち込みがひどくてかなり有名な歌手ですら契約を解除されたものだが、Jポップのアーティスト(笑)も同じ憂き目にあい始めているようだ。
我が身を振り返ると、繰り返して聴くに耐える、口ずさんでみたくなる曲がひどく少ない。だからJポップのCDなど買わない。
そういう人間はかなり多いのではないかと思うのだ。

Jポップと称するジャンルの歌手たちのキャラクターも、プロモーション戦略も、なによりも曲が類型化がすすんで、面白くない。
ドラマや映画やゲームとのタイアップというのももはや飽きた。

私は、<戦略>を超えたところから、繰り返して聴くに耐える、口ずさんでみたくなる曲が出現する時を待っている。

沢田研二を聴きつつ、記した。
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