でぶの楽園・アキハバラ
ノートPC購入のために秋葉原へ。
この世界でも稀な怪しい街は、様々な人間を引き寄せている。
世界じゅうからやってくる観光客。
ビジネスマン。
美少女ゲームやフィギアモデル、アイドルもの、同人誌など、多様なジャンルのおたくの皆さん。
オーディオマニア(死語か?)
そして、街を席巻する、パソコンが趣味というよりも生きる理由になっているようなひとびと。
なんというか、「スターウォーズ」の異星にきたようだ。
とくに興味深いのは、おたくとパソコン関係のひとは大きく二つに別れているということだ。ガリガリに痩せていて、せかせか動くひとと、ものすげー体重を背負って、時に息を切らせながら狭い路地をふさぐひとたち、すなわちでぶたちだ。
で、秋葉原ですれ違うでぶを見ていると、「でぶの多様性」というものにひたすら感心するのである。
ほぼ円筒形になっているでぶ、立方体みたいなでぶ、腹部だけが飛び出ているでぶ、やじろべえみたいに上半身のボリュームがあるでぶ、そして、あごに肉が付きすぎ、首と一体化して「スターウォーズ」に登場する「ジャバ・ザ・ハット」と化したでぶ・・・
そういったでぶに行く手をはばまれながら、買い物をするのである。

秋葉原は、世界でもまれなでぶの楽園だ。
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