赤羽はおもしろい

 久しぶりに赤羽に出かけた。

 赤羽は東京の北の外れにあって、たいへん庶民的な街で広義の「下町」と言っても過言ではない。
 数年ぶりに駅のホームに降り立ってみると駅舎は明るく立派なものに変わっていた。ターミナル駅らしく変貌していた。
 西口方向に出てみると、開発によってまるで姿を変えていたので、驚いてしまった。昔は寂れた地方都市の風情があって、いかがわしい町並みにいかがわしい店が立ち並んでいて、それはそれで良かったなあと思うのだが、駅前に4つもショッピングセンターが建っているのである。確か近くに後輩が暮らしていた木造アパートがあるはずだと思ったのだが見つからなかった。そこはイラン人やパキスタン人もいて、何時行ってもカレーのスパイスの香りが漂っていたのだった。
 東口側も変貌していた。アーケードの商店街の、屋根が新しいものに葺き替えられており、とても明るい雰囲気になっていた。

 赤羽には昔ながらの商店街があり、物価は安い。旨い食堂だとかラーメン屋もたくさんあり、本屋の数が多くて楽しいのである。
 私として好ましいのは、赤羽を歩いていると実に様々な国の言葉を耳にする、ということだ。東京はじわじわと国際化が進んでいて、中国や韓国、東南アジアからやって来た人がたくさん暮らしている。そのことが、赤羽にいると実感できるのである。
 北京語、広東語、韓国語、タガログ語、ポルトガル語、ラテン語、関西弁。そのほか、聞いたことのない言葉・・・・
 私は、日本がいささかでも衰退から逃れるつもりがあるのならば、移民を受け入れるべきだと思う。異なる文化を持ったひとが多数参入することによって、活気が出てくるのではないかと考える。
 たとえば、赤羽のような活気である。
 往来する人が多くて、この街は活気に溢れている。

 住もうかと考え始めている。
SEO [PR] おまとめローン 冷え性対策 坂本龍馬 動画掲示板 レンタルサーバー SEO