昨日、香港の「元気寿司」で食事をしたと書いた。
御存じのとおり、香港はグルメが泣いて喜ぶ美食の都である。世界中の美食が集っている。
しかし香港は資本主義の権化とでもいうべき街でもあるので美食に関してもお金がものをいうのだ。あわびやフカひれや燕の巣やら北京ダックというようなものは貧乏な人が食うには厳しいものがある。
従って、私は自分の財布の許す範囲でささやかな美食にのぞむのである。ありがたいことに、香港は資本主義の権化とでもいうべき街なので、貧乏な人にも旨いものを用意してあるのだ。
朝は「麺粥専家」、日本でいったら立ち食いそば屋に毛が生えたようなところでお粥を食する。日本円で300円くらい。これが実にうまい。鳥のスープで炊かれた粥に、ピータンとかとり肉とか、揚げパンなどを入れて食べると実にうまい。
昼は広東語しか通じないような食堂で蒸し鳥にスープにごはんを付けた定食だとか、ショッピングセンターの地下などにあるフードコートで焼きそばだとか麺料理などを食う。価格でいったら、立ち食いそば屋とか牛丼屋と同じか安いくらいである。
夜は、さすがにきちんとしたレストランに入るが、セットメニューがあるところで2人用コースを食べると予算はそれほどかからない。
またはエスニック料理を試してみたりもする。
香港は私にとっても「美食の都」ではあるのだ。
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