「宇宙戦艦ヤマト」
【社会】「宇宙戦艦ヤマト」の著作権者は西崎氏=松本零士さん敗訴

人気アニメ「宇宙戦艦ヤマト」の著作権をめぐり、漫画家の松本零士さん(64)がアニメプロデューサーの西崎義展(本名西崎弘文)被告(67)=銃刀法違反などで1、2審実刑、上告中=を相手取り、謝罪広告の掲載などを求めたのに対し、西崎被告が「著作権は自分にある」と反訴した訴訟の判決が25日、東京地裁であり、飯村敏明裁判長は「著作権は西崎被告にある」と認定し、松本さんの訴えを棄却した。
飯村裁判長は、西崎被告が「企画書の作成から映画の完成に至るまでの全製作過程に創作的に寄与した」と判断。松本さんについては「キャラクターデザインなどの一部に関与したが、全体からみれば部分的だった。デザインを担当したため、映像などに原告の個性が発揮されているのは当然で、そのことで宇宙戦艦ヤマトを原告が著作したとは言えない」と述べた。 (時事通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020325-00000112-jij-soci

 私もかつては「宇宙戦艦ヤマト」に夢中になった。
 この裁判の結果は妥当ではないかと思う。以前も記したが、「ヤマト」は西崎が企画し、複数のスタッフがストーリーを練り上げたものだ。西崎の存在なくして、「ヤマト」は世には出てこなかったのは確かである。表面に出てくるビジュアル面で松本零士のカラーが強く出ているけれども、著作権を主張できるほどの関与はなかったのではないかと思える。
 西崎が獄中にあり、社会的に指弾されている状況を見ての訴訟は、はっきり言って見苦しい。
 メディアではいつの間にか、松本零士が「ヤマト」を仕切ったかのような雰囲気が形成されている。
 噂では、「ガンダム」で大儲けしているバンダイが、「ヤマト」でもおいしい商売をしたくて松本零士に著作権を取らせるために裏で動いているともいう。かつてメガヒットとなって、現在に至るまでの「アニメブーム」のきっかけとなった「ヤマト」の利権に、色々な連中がひっからまている。
 ああ、裏事情なんて作品の評価には何の関係もないけれど・・・

 思うのだが、いま、松本零士にどれほどの商業的な価値があるんだろう。同じようなマンガの繰り返し、似たような設定のマンガばかりの縮小再生産。
 このひとは、すでに終わっている。

 新作の「ヤマト」はさて、どうなるのだろうか。
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