わたしの台湾
 昨日、台湾のコスプレ写真を貼ったというつながりで、今日は台湾のことを少し記したい。
 私は、中国旅行がきっかけになって、中国文化圏にどっぷりはまり込んでしまった。中国大陸、香港、シンガポール、そして台湾を一通り旅したりした。
 若い頃、台湾に関してはまるで知識がなかった。かつては日本が統治していた関係で日本語が話せる人が多い事、台湾バナナが採れるだとか蒋介石が大陸から逃れた島である、といった位の知識しかなかった。
 1972年、日本と中華人民共和国の国交成立によって、「中華民国」との国交は断絶された事実を報じるニュースがなぜか印象に残っている。台北で反日運動が起こって、日本人ビジネスマンを乗せた車に卵を投げ付ける人々の姿が紹介されていた。

 台湾には2度旅をした。
 台北のものすごい活気、太魯閤大峡谷の雄大さ、台南ののんびりした風情にすっかり魅せられた。台湾には、多様な愉しみがある。都市ででかいショッピングセンターを冷やかしたり、屋台や電脳街を巡るのもとっても楽しいけれど、地方には豊かな自然が残されている。それがいい。
 色々な人に世話になったが、みんな親切で、ありがたかった。
 とくに印象に残っているのは、台南にある、台湾でいちばん古い古刹、開元禅寺でのできごとだ。ガイドブックを手にふらりと見学にやって来た私と妻を見つけ、若い僧侶が、話しかけてきた。日本語が話せる者がいるので、案内させましょう、と言う。しばらくして、日本語を話せる老いた僧侶が案内をしてくださった。私は、その僧侶の顔を見ながら泣きそうになっていた。その僧侶は、私の祖父にそっくりだったのだ。

 台湾は大好きである。
 書きたいことはやまほどあるが、それはまたの機会に。
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